あるピアノ教室のお話し

タグ:

 早いもので、今年もあとわずかになってきました。

先日、ヤマハの合同発表会も無事終わりました。

発表会が初めての生徒も含め、緊張の中みんなよく脱力ができていました。

私の教室の生徒たちは、みんな「きれいな音を奏でていた」との感想をたくさん頂きました。

大勢の人前で大変緊張をしたことでしょうが

がんばった充実感と自信と喜びが、一人々の笑顔から感じられました。

この経験も、来年に向けて新たな進化や発展へと、つながることでしょう。

この後はクリスマス、年末へと日々は穏やかに流れていきそうです。

 

あるピアノ教室の知り合いの先生から、ずいぶん以前に聞いたお話です。

幼少のころから姉弟が二人でピアノレッスンに通ってきていました。

小学校低学年の頃、二人とも情緒が不安定になり

ついには、レッスンに来るなり

先生にしがみついて二人して大泣きするようになりました。

びっくりして、少し落ち着いた頃合を見計らって事情を聴いたところ

両親とも、勉強や教育に厳しくて決められた勉強ができていないと

ずいぶんと厳しく叱っていたようです。言葉の暴力もあったのでしょう。

揚句に、窓からカバンや教科書を、投げ捨てられたりもあったようです。

先生は、ご近所のことでもあり、生徒の家庭の事情も良く知っておられました。

ご両親とも教育者で、ご主人は後に有名大学の教授までなられています。

この事をご両親にお話しした方が良いのでは・・・と大いに悩みましたが

子どもたちは二人とも、この事は絶対に両親には言わないでと懇願するし

お話しすることで、もっと悪い方向に向かってしまうかも・・・

と考えて思いとどまってしまたそうです。

 

何度も、レッスンにならず慰めてあげている事があったそうです。

その後、進学塾が忙しくなりピアノレッスンはやめてしまったそうです。

弟は、同居する祖母に家庭内暴力を繰り返していたようですが

紆余曲折の後、少しづつ落ち着いてきてようやく安定してきました。

元々頭も良く、二人とも目標の大学に合格したそうです。

この点では、ご両親の考え通りになったようです。

 

その先生は、

「目標の大学に合格しても二人は、結局幸せであったとは思えない」

とおっしゃいました。

幼少期の多感な年頃に受けた心の傷は、まだ癒えていないだろうし

一生残るのではないかともおしゃていました。

 

このお話を聞いたとき

両親の愛情とは?子どもたちの幸せとは?

もし、大学受験に失敗していれば、・・・・・・・?

など色々と、考えてしまいました。

 

「人生色々、幸せも色々」で、人それぞれいろんな形があるのだと思います。

自分の考える幸せを、人に押し付けることはできません。

 

でも、どのような幸せにも、その中には

喜び、感動、笑、楽しみの「心の音楽」が流れているはずです。

 

私はピアノレッスンを通じて子どもたちに、喜びや楽しみや笑顔や感動など

の小さな「心の音楽」の芽を一杯残してあげたいと願っています。

 siawasenome .pngのサムネール画像

 

 

 

 

 

 

 

 

クリック-ピアノ療育

クリック-四季のたより

クリック-無料体験

クリック-手作り音楽ソフト

クリック-Q&A

ペース・メソッド