音楽の不思議な力

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音楽は時間の芸術と言われます。

それは、演奏を始めると奏でた音は、次々と消え去り

たとえ間違っていてもやり直しができない、

時間の流れの中で表現されるものだからです。

目で楽譜を追い理解し、それを指に伝え正確に楽譜を弾き

それらを聴きながら同時に指先の動きや力加減を曲の流れの中で瞬時に表現します。

 心のこもった演奏は、消え去って無くなるのでなく
 
直接に人の心に入っていきます。
 
そして、共感を与え感動を生みます。
 
この感動が,人の心を癒したり、喜びを与えたりし
 
身体にも大きな影響を与え生みます。
 
 この詳しい科学的なメカニズムは、私にはわかりませんが
免疫力の向上やその他の付加価値を生むようです。
 
これは、音楽を聴く側だけでなく演奏する側にも同じ様にあるようです。
 
  実際レッスンをしていて、驚く事があります。
 
人間の内面の変化は、定量的に測れないのでなかなかわかりづらいし、
 
思いすごしもあるかもしれませんが、
 
外面に出てくる変化は、具体的なので分かり易いです。
 
 身体的ハンディーキャップのある生徒の場合、
 
例えば、指が麻痺し、力の入らない症状があり
 
不得意な方の手や、指はあまり使いたがりません。
 
ところが、大好きなオルゴールの曲を聴く為には、
 
パンチ穴のあいた楽譜をセットしてハンドルを回さなければならないので、
 
「苦手な方でやってみて」とアドバイスします。
 オルゴール.JPG
  最初はなかなかハンドルも上手くつかめなかったので
 
手を添えて一緒にやっていました。
 
ハンドルをつかめるようになっても、ゆっくりゆっくりしか回せないし、
 
途中で止まったりで、本当はどんな曲なのかわからないぐらいでした。
 
でも、この曲が好きなので、レッスンの最初に「オルゴールする?」と聞いたら、
 
「したい」と言って毎回この事から入りました。
 
  そうこうしているうちにいつの間にか、
 
上手に回っていて曲も聴きやすいものになってきています。
 
自分でしてみたい、鳴らしてみたいそんな気持ちを起こさせる音楽の力を実感します。
 
  私は、ハンディーキャップのある生徒にも、
 
音楽を押し付けないでゆっくりと楽しみながら進めるようにしています。
 
その子のペースを乱さないで、
 
お互いの信頼の中で興味の向く方向を探しながら徐々にです。
 
  自閉症やアスペルガ―症の場合でも、心に直接に作用しているようです。
 
レッスンを続けていると、症状を意識する事が無くなるぐらい
 
いつの間にか、変化します。
 
普通に発表会やIMSEPに参加しています。
 
ご両親も成長にとても感動し喜んで頂いています。このような体験をたくさんしてきました。
 
  また幼稚園や小学生の子供なのに、レッスンに来るなり
 
大人のように「疲れたから少し休みたい」とか子供らしく「少し遊びたい」と言ったりします。
 
ピアノ以外に色んな習い事で、忙しくしていて、くたびれてしまうみたいです。
 
目先を変えながらレッスンしていると、だんだんと元気になって
 
『元気満タン』になって「ありがとうございました。」と大声で帰っていきます。
 
音楽の持つ力は、本当にすごいですね。
 
  楽しんで、喜んで、癒されて、自信が付いてその事が
 
内面に大きな影響を与え、自身の持つ力と音楽の力でどんどん良い方向に変化していきます。
 
私は、ただ信頼関係を築き、方向を導き楽しくレッスンをしていけば良いのです。
 
上手く弾けるだけでなく、音楽を楽しむ事を知り、聴く耳(単に聴くだけでなく、
 
理解することも含めて)を育てていけば音楽はいつもそばにいてくれます。
 
 音楽は、一部専門課程に進む以外には、受験に無関係です。
 
教養として身に付ける程度に考えている方もいらしゃるかもしれません。
 
特に受験社会では、軽視されているようにも思います。
 
 でも、音楽ほど理屈抜きに直接心に迫り、喜びや、癒し、励まし
 
大げさかもしれませんが生きる勇気を与えてくれるものは、他にあるでしょうか?
 
 受験も終わり大人になり、数学の公式や、歴史の年表、英文法をすっかり忘れ去っても、
 
音楽はいつもそばにあり、楽しみや癒しを与えてくれます。
 
穏やかな安定した心で人や家族に接し、自分自身も幸せな気持ちになれるそ
 
んな不思議な力が音楽には、あります。

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